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「藤川貴央のクリニック・レポート」第13回


「藤川貴央のクリニック・レポート」
第13回アーカイブ

放送日
2020/07/25
出演
大阪梅田フェミークリニック 院長 井畑 峰紀
主な内容
「ほくろの治療法について」
藤川アナ
今回もほくろについて井畑峰紀先生に詳しくお話を伺います。先生、よろしくお願いします。
井畑先生
お願いします。
ほくろの除去について
藤川アナ
前回、ほくろとは一体何なのかというのを詳しく伺いましたが、今回は治療法について詳しく伺ってまいりたいと思います。先生、まず、ほくろはやはり除去したほうがいいのでしょうか。
井畑先生
そうですね。やはり大きく目立つ物は除去したほうがいいのかなと思います。
藤川アナ
あったほうがいいという事は特にないでしょうか。
井畑先生
そうですね。あったほうがいいというのは言い切れませんが、例えば人相学的にこの場所にあると幸せであるとか、金運が高いなど、そういう事を気にされる方は残しておいてもいいのかなと思います。
藤川アナ
やはりお医者さんの口からそういうことを聞くのは、新鮮ですね。
井畑先生
そうですね。少し言おうか迷いましたが、質問の流れとしてはいいのかなと思っています。
藤川アナ
口の端にほくろがあると一生食べる物に困らないとか言いますものね。ここにほくろがあると人気が上がるとか、これもその人の価値観ですね。
井畑先生
そうですね。
藤川アナ
実際に、ここのほくろは残しておいてください、ということはありましたか。
井畑先生
患者さんによっては、ここは残しておきたいというのはあります。
藤川アナ
チャームポイントになっているからということでしょうか。
井畑先生
そうですね。実際にそういう方はいます。
藤川アナ
私の知り合いでも、口のところに大きな出っ張ったほくろがあるのですが気に入っていて取りません。
井畑先生
やはり写真を撮ったときなど、印象が残ると思いますので、取らない方もいますね。
藤川アナ
もう自分のアイデンティティーの一部になっているということなのでしょうね。
井畑先生
そうですね。そういう方もいます。
藤川アナ
ほくろがたくさんある方は、それを全部取ってしまっても健康上影響はないのでしょうか。
井畑先生
問題はないと思います。
藤川アナ
では、取れるだけ取ることはできるということですね。
井畑先生
そうです。やはり、すごく悩んでいる方も実はいらっしゃいます。小さい頃、ほくろが多くていじめられたというケースもあります。そのような方が、社会人になり、自分のお金で治療を受けられるようになった時、一気に取ってほしいという事はありました。
藤川アナ
人生が明るくなりますよね。
井畑先生
はい。そのように悩まれている方は処置をしたほうがいいのかなと思います。
藤川アナ
前向きに明るく生きられるならいいですよね。
井畑先生
そうですね。あとは、大きく目立つようなほくろで、取ったほうがきれいに見えるなとか、かっこよく見えるなというのはありますよね。そのような場合は我々から、アドバイスをすることはあります。
ほくろの治療法について
藤川アナ
大きいほくろを取ると、見た目の印象は大きく変わりますよね。
井畑先生
やはり大きく目立つようなほくろがあると、その印象が残りますから、それはあると思います。
藤川アナ
顔のほくろを取るとイメージがずいぶん変わるというお話がありましたが、大きいほくろを取った場合、取ったところが跡になるということはありませんか。
井畑先生
そうですね。跡にまったくならないというのはうそです。主な治療法として最初にCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)という物を使って皮膚を削ることが多いのですが、そうすると、焦げたあとみたいに皮膚が少しジュクジュクした状態になります。それがだいたい1、2週間ぐらい、小さいほくろであれば5日ぐらいで皮が張ってきて、赤い色味が出ます。そのあとに、赤い色味がなじんでんできて、人によってはくすみが出て、そしてまた肌になじんでいくという過程があるので、ほくろを取った後はしばらくそのような状態になります。
藤川アナ
最終的には、どれぐらい期間がかかるものでしょうか。
井畑先生
治療後、患部を保護するテープを貼るのですが、その期間は、だいたい5日から1、2週間ぐらいまでと言っています。
藤川アナ
それぐらいでいいのですね。
井畑先生
はい。あとは皮が張ってしまいますので、化粧もできますし普通に生活できます。
藤川アナ
確かに、お化粧ができるようになれば多少の赤みなどは隠せますもんね。
井畑先生
そうですね。女性でしたら、それで大丈夫と思います。
藤川アナ
では、ほとんど周りには気がつかれないまま取ることはできそうですよね。
井畑先生
いまマスクをすることも多いので、思い切ってやってみようと思われる方は増えたと思います。
藤川アナ
いま、ある意味チャンスかもしれませんね。先生、先程CO2レーザーというお話がありましたが、ほかにも取る方法はありますか。
井畑先生
ほくろがもっと大きい場合は、切除といいまして手術で取る場合もあります。
藤川アナ
実際、メスで取るということですね。
井畑先生
はい、そうです。
藤川アナ
では、メスで取るかレーザーで削るという2つの方法があるということですね。
井畑先生
そうです。それが主な治療法ですね。その手術の中でも、くり抜く方法とかいろいろありますが、一般的には炭酸ガスレーザーか手術で行う事が多いです。
藤川アナ
やはりそれはほくろがどのぐらいの深さにあるかによっても違うわけですか。
井畑先生
そうですね。青色母斑といいまして、鉛筆の芯が刺さったようなタイプの方がいると思うのですが、そのようなタイプは基本的に手術をしません。深いですので、取り除けないのですよね。
藤川アナ
青っぽいほくろは深いところにあるのですね。
井畑先生
そういうことです。黒い物が深くなると青く見えます。そういう場合は手術をしたほうがいいんじゃないかとは言います。
藤川アナ
ではどちらかというと茶色っぽい物のほうが皮膚の表面に近いのでしょうか。
井畑先生
そうですね。黒っぽい物や茶色っぽい物のほうが皮膚の表面に近いと思います。
藤川アナ
そういう物だとレーザーで削ることができるわけですね。
井畑先生
はい。
ほくろ治療の保険について
藤川アナ
メスで治療するのとレーザーで治療するのと、どちらも保険はきくのでしょうか。
井畑先生
基本的に美容目的の場合は保険適応外です。そうではなくても、レーザーの場合は、保険適応外であることが多いです。
藤川アナ
メスの場合はきくものもありますか。
井畑先生
保険適応になる事が多いです。
藤川アナ
保険がきくということは、それだけ深いところにあって大きい物だということですね。
井畑先生
そういうことです。ほくろによって何らかの症状があると適応になります。
藤川アナ
なるほど、よくわかりました。そして、先週も少しお話が出ましたが、悪性のほくろは、やはりきちんと診断を受けて取るというのが基本ですね。
井畑先生
はい、そうです。
藤川アナ
これが皮膚がんや腫瘍につながっていく場合も、もちろんありますよね。
井畑先生
はい、あります。
藤川アナ
怖いですね。自分で判断せずに、やはりお医者さんにまずは相談ということですね。
井畑先生
はい。
藤川アナ
悪性の物だと分かった場合は、こちらのクリニックでも治療は可能でしょうか。
井畑先生
当院では悪性腫瘍は扱っていません。保険診療で大きな病院の皮膚科さんか形成外科さんを受診してもらうことを勧めます。
藤川アナ
紹介をしていただいてということですね。
井畑先生
そうですね。その場合は紹介いたします。
藤川アナ
やはりほくろで悩んでいる方は一度相談にお越しいただきたいと思います。この時期は、相談が増える等ありますか。
井畑先生
そうですね。もちろん年中ありますが、春の時期はやはり増えます。少し雰囲気を変えてみようかなとか、学年が変わって思い切って何かしてみようという、そのような方が多いと思います。
藤川アナ
ぜひ、いままで悩んでいたという方は、人生が明るくなりますので、一度相談を受けてコンプレックスを解消していただきたいと思います。今日はフェミークリニック梅田院院長の井畑峰紀先生に、ほくろの治療法について詳しく伺いました。先生、ありがとうございました。
井畑先生
ありがとうございました。