医療脱毛とエステ脱毛の違い


医療脱毛とエステ脱毛との違いは?
脱毛をしたいと考えた時に、まず「医療脱毛」と「エステ脱毛」で迷われる方がほとんどではないでしょうか。
一言に脱毛といっても、どれでも同じような脱毛効果が得られるわけではありません。
エステ脱毛と医療脱毛では目的が異なるため、脱毛効果は大きく異なります。
エステ脱毛 | 医療脱毛 | |
---|---|---|
効果 | 一時的な減毛・除毛効果 | 永久脱毛 |
回数 | 20回以上 | 5回程度 |
期間 | 2年以上 | 1年~1年半 |
照射方法の違い

エステ脱毛は「光脱毛(別名:フラッシュ脱毛)」と呼ばれ、緩やかに時間をかけて除毛・減毛(毛を細くしたい)するのが目的です。
それに対し医療脱毛は、医療用の強力なレーザーを使用し、毛穴周辺のお肌にダメージを与えることなく毛根を破壊することが目的です。破壊された毛根には再生能力が無いため、毛が再び生えてくることはありません。
脱毛機器の違い

厚生労働省の医師法第17条で定められている通り、医療機関以外で「毛根を破壊する行為=脱毛行為」をすることは禁止されています。
そのため、エステサロンが謳っている脱毛とは、「毛の生成にかかわる組織を破壊しない機器を使用する」事が前提になりますので、使用できる脱毛機器に限りがあります。
一方で、医療脱毛は医師または看護師が施術を担当しますので、毛根に直接ダメージを与えることのできる医療レーザー機器を使用することができます。そのため、少ない回数で効率的に脱毛効果を実感することができます。
エステサロンの脱毛機器

エステサロンで行われる光脱毛は「拡散光」と呼ばれる光エネルギーをお肌に当てる脱毛方法です。
拡散光は電球の明かりのように周りを照らしながら進みます。照射パワーが弱く、横に分散してしまうため、毛の生成にかかわる組織の基である毛乳頭まで熱を届けることができません。
そのため、一時的な除毛・減毛効果はあるものの、毛乳頭を破壊していないので再び毛が生えてくることがあります。
医療脱毛の脱毛機器

医療脱毛で使用する医療レーザーは「直射光」と呼ばれ、照射パワーが強く毛乳頭まで高いエネルギーを維持したまま直線状に進みます。
部位や患者さまの毛質によって多少前後しますが、毛の生える根本組織である毛乳頭を破壊するため、平均的に5~6回のレーザー照射で永久脱毛ができます。
安全性・施術中のサポートの違い

光脱毛も医療レーザー脱毛もお肌に熱エネルギーを照射することでは共通しているので、熱傷を起こすリスクはゼロではありません。
しかし、医療脱毛の場合は、その名の通り医療機関で施術が行われるため、万が一肌トラブルが起きた場合も医師・看護師がすぐに処置を行うことができます。
また、脱毛期間中に起こるお肌のお悩みに対しても医療機関はお薬の処方や処置など、施術以外の面から様々なサポートを行うことが可能です。