ワキガの原因と対策

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ワキガの原因は大きく3つ

ワキガの原因は汗・アブラ(皮脂)・雑菌

ワキガ独特の嫌なニオイは、「汗」・「アブラ(皮脂)」・「雑菌」の3つの要因が重なる事によって発生します。

皮膚には汗が出る汗腺と、脂が出る皮脂腺があります。
そして皮膚の表面や毛穴には、様々な種類の常在細菌がいます。
汗・脂が多く発生した状態で菌が繁殖すると、汗・脂が分解され、ワキガのニオイが発生します。

ここからは、ワキガの原因を正しく理解するため、この3つの要因について詳しくご説明いたします。


原因1.アポクリン腺から出る汗

原因1.アポクリン腺から出る汗

汗が分泌される汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。

エクリン腺から出る汗は、ほぼ水分でできていてさらさらしており、発汗直後は無臭です。
エクリン腺は全身にあり、発汗によって体温を調節する目的があります。

一方、アポクリン汗腺から出た汗はやや白く濁ってベタベタしています。
たんぱく質や脂肪酸、糖質、アンモニアなど、ニオイのもとになりやすい成分を豊富に含んでいます。

アポクリン汗腺はワキや乳首、陰部、耳など、体の中の特定の部位にあり、この汗腺から出る汗は本来、動物におけるフェロモンに似た役割を果たしていたと考えられています。
ワキガのニオイのもとになりやすいのは、このアポクリン汗腺から出る汗なのです。


原因2.アブラ(皮脂)の働き

原因2.アブラ(皮脂)の働き

アブラ(皮脂)を発生させる皮脂腺は特に顔や頭、胸、背中、陰部などに多く存在しますが、基本的にはワキを含むすべての毛穴に存在しています。
皮脂には皮膚の潤いを保ったり、皮膚を弱酸性に保って雑菌の繁殖を防ぐ役割があります。
しかし皮脂が長く皮膚にとどまると、常在菌に分解されてニオイが発生してしまいます。

また、肉類や揚げ物など、動物性脂肪が多い食事を摂り過ぎると、アポクリン汗腺や皮脂腺の働きが活発になるといわれています。


原因3.雑菌の繁殖

原因3.雑菌の繁殖

皮膚表面にいる常在細菌には、表皮ブドウ球菌・アクネ桿菌・黄色ブドウ球菌など多くの種類がありますが、いずれも存在するだけでは身体に害を及ぼすことはありません。
むしろ皮膚のバリア機能を高めたり、有害な細菌の増殖を抑えたりする役割があります。

しかし、皮膚表面で汗や皮脂をそのままにしておくと、常在菌と共に雑菌が過剰に繁殖し、汗や皮脂を分解してワキガ特有のニオイを発生します。

また、ワキ毛が生えているとワキの下の湿度が高まります。
そのため菌の繁殖が盛んになり、ニオイが発生しやすくなります。

ワキガの遺伝について

ワキガは生まれつき?先天的な要因

ワキガは生まれつき?先天的な要因

ワキガ体質は遺伝する可能性が高いです。
ワキガを発症する要因のひとつであるアポクリン汗腺の数が多いと、「ワキガ体質」と言えるでしょう。
アポクリン汗腺の量や大きさは生まれつき決まっていて、あとから増えることはありません。

そのため、片親だけワキガでも遺伝する場合があり、両親ともワキガであればより高い確率で遺伝することが認められています。

また、日本人よりも、欧米人の方がワキガに悩んでいる人が大勢いるというように、人種によって遺伝子の発現率が異なる場合もあります。


ワキガを引き起こす後天的な要因とは

ワキガを引き起こす後天的な要因とは

上記でワキガは生まれつきの体質だとご紹介しました。
ですが、実はアポクリン腺の数が多いワキガ体質であっても、必ずしもワキガを発症するというわけではありません。
逆に、家系にワキガ体質の人がいないのに、ワキガを発症するケースも存在します。

ここでは、アポクリン汗腺の働きを促進してワキガを引き起こす、後天的な要因や生活習慣をご紹介します。

性ホルモンの作用

性ホルモンの作用

思春期には、アポクリン汗腺が活発になります。
これは、思春期に増加する性ホルモンに、アポクリン汗腺の働きを活発にする作用があるからです。

第二次性徴期といわれる小学校高学年~高校生ごろに、アポクリン汗線が活性化して汗の量が増え、雑菌が繁殖しやすい環境に変化し、結果ワキのニオイが強くなる可能性があります。

また、女性は妊娠や出産、月経などの期間にも性ホルモンの影響を強く受けるため、これらの期間にワキガの症状が出ることもあります。

ストレス・疲れ

ストレス・疲れ

ストレスは自律神経を刺激し、ワキや手のひら、足の裏からの汗を分泌させる「精神性発汗」を促します。
精神性発汗による汗は、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方から出るため、ワキガを引き起こす可能性が高くなってしまいます。

過度なストレスを感じていたり、疲れがたまっている場合は、ストレス解消や休息を心がけることが大切です。

過度な飲酒・喫煙

過度な飲酒・喫煙

アルコールやニコチンは汗腺を刺激します。
そもそも、アルコールやニコチンはそれ自体が強いニオイ成分であり、ワキガ体質でなくても体臭を強くする原因となります。
過度な飲酒・喫煙は控えるのがおすすめです。

肥満

肥満

肥満の人は汗をかきやすい傾向にあります。
人体が絶えず発している熱は、本来であれば自然に放出されます。
ですが、肥満の人の場合は厚い皮下脂肪が体温の放熱を邪魔するため、体温調節のために汗をかいて熱を放出する必要があるのです。

汗をたくさんかくと衣服が湿り、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
この雑菌と汗が混ざることが、強いニオイを生み出す要因です。
とくに、汗をふきとらずにそのまま放置しておくと、ニオイの悪化を招きます。

見た目では太っていなくても、内臓脂肪が多ければ汗の量は増えます。
ワキガを防ぐ、抑制するには、低めの体脂肪率を維持する心がけも大切です。

ワキガの対処法

ワキガを抑えるためには、肌を清潔に保ち、健康的な生活習慣を手に入れる事がおすすめです。
しかし、自分での改善が難しいのがワキガなので、美容皮膚科でサポートや治療を受ける事が最も有効な一つの方法です。

ここでは、日常生活から出来るワキガ対策をご紹介します。


皮膚を清潔に保つ

皮膚を清潔に保つ

ワキガ対策で有効なのは、雑菌が繁殖しないようにワキを清潔に保つことです。
汗をかいたらすぐに拭くことを徹底しましょう。
また、夏場など汗を大量にかく時期には、シャワーを浴びる回数を増やしたり、こまめに着替える事もおすすめです。

蒸れにくい衣類や下着もワキガ対策に役立ちます。
ナイロンやポリエステルといった化学繊維の衣類や下着は吸水性が悪く、ワキが蒸れる原因になります。
体にピッタリと密着する服装は避け、綿やシルクといった吸水性に優れた天然繊維の衣類や下着を身につけると良いでしょう。


正しい食生活を心がける

正しい食生活を心がける

肉類をはじめとする高脂肪で高カロリーな食品を過剰に摂取すると、皮下脂肪がつきやすくなります。
その皮下脂肪がアポクリン汗腺や皮脂腺を刺激し、その結果ワキガの症状が出やすくなってしまいます。

日本人はもともと野菜や魚中心の和食を食べていたため、世界的に見るとアポクリン腺が退化傾向にあり、ワキガの人の割合が比較的少ない民族です。
ですが、近年は食生活の欧米化により、肉を中心とした食事をとる人が増えてきました。

ワキガが気になっていて肉類をたくさん摂っている場合は、和食を中心とした食生活に切り替えましょう。
たんぱく質を摂取するなら、肉ではなく大豆製品や魚を多く食べる事がおすすめです。


適度に汗をかく習慣を身につける

適度に汗をかく習慣を身につける

普段から汗をかいていないと、毛穴内部に汚れが溜まります。
そのため、いざ汗をかいたときに体内にたまっていた老廃物や汚れが一気に排出され、強いニオイを放つことがあります。

汗をかきすぎるのも良くないですが、適度に汗をかくために、普段から軽く運動する習慣を身につけると良いでしょう。
お風呂に入ったときに、しっかり湯船に浸かって汗をかくのもおすすめです。
汗をかいたあとはニオイにつながらないよう、汗を拭いて皮膚を清潔に保ちましょう。


脇毛を処理する

脇毛を処理する

脇毛(ワキ毛)がたくさん生えていると、悪臭物質を生成する雑菌が繁殖しやすくなるため、ニオイの要因となります。
ニオイが気になる場合は、冬でも定期的に処理しましょう。

ただし、カミソリや毛抜きでの自己処理は肌を傷つけやすく、ワキの黒ずみの原因になります。
ワキのムダ毛をきれいに処理するなら、クリニックでの医療脱毛がおすすめです。
永久脱毛の効果があるため、処理が完了すれば以後の処理が不要になり、キレイなワキを保ちやすくなります。

ワキガの治療方法(治し方)

今回は当院でワキガ治療として取り扱っている治療法「ミラドライ」と「ワキボトックス」について解説いたします。


切らない治療「ミラドライ」

切らない治療「ミラドライ」

これまで主流なワキガの手術法だった剪除法のデメリットだった傷跡が残ることを克服したのがミラドライになります。

皮膚を切る必要がないため、ダウンタイムの心配がほとんどなく、周囲に治療したことがバレにくい治療となっています。また基本的には1回の治療で完了するため、何度も通院する必要もありません。


気軽に行える「ワキボトックス」

気軽に行える「ワキボトックス」

ボトックス注射は、ワキの下にボトックスを注射して発汗を抑制する治療法です。

ボトックスには、汗腺の働きを抑制する効果があり、汗の量が減るとワキガの原因である細菌の繁殖が減るため、ニオイも改善されます。

治療は10分程度の短時間で行うことができるので、気軽に行えるというメリットがあります。


大阪梅田・心斎橋・天王寺フェミークリニックのワキガ治療でお悩みを解決

クリニックのワキガ治療で悩みを解決

自分でできるワキガ対策を試してもニオイが気になる方には、クリニックでの治療を検討してみてください。

大阪梅田・心斎橋・天王寺フェミークリニックは、今回ご紹介したミラドライとワキボトックスという治療により、これまで開院から20年以上ワキガでお悩みの方と向き合ってきました。

ワキガ・多汗症は、正しい治療を受ければ治すことの出来る症状です。
当院へいらっしゃる方の中には、診察を受けてみたら、「自分で気にしすぎていただけで実はワキガではなかった」というパターンもあります。
ニオイでお悩みの方は、一人で悩み続けずに、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

記事監修

フェミークリニック
総院長 北山 英美子
日本皮膚科学会

【略歴】
平成11年3月 東邦大学医学部 卒業
平成11年4月 東邦大学形成外科 入局
平成11年5月 日本形成外科学会 所属
平成15年5月 日本美容外科学会 所属
平成15年5月 渋谷フェミークリニック 院長就任
平成16年11月 日本皮膚科学会 所属
平成18年2月 フェミークリニック 総院長就任

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